『CR大海物語』2005年版の演出と攻略の徹底解説

CR大海物語

『CR大海物語』は三洋物産から2005年に発売されたデジパチタイプのパチンコで、その前機種『CR新海物語』の後継機として登場し、大ヒットを記録しました。本作は「ラグーン」「アトランティス」「トレジャー」という3つの演出ステージが搭載されており、プレーヤーはボタンを押すことでステージを切り替えることができます。また、5連荘以上では初代ミスマリンちゃんグランプリの大久保麻梨子、10連荘以上では阪本麻美、三宅梢子の実写画面が出現するなど、多彩な特徴があります。

目次

攻略

『CR大海物語』には、液晶上のランプによる確変判別法や、朝一の出目から前日の遊技状態を推測する方法など、知っておくと役立つポイントがあります。また、一定回転数以降に変化するサム系リーチの出現傾向や、大当たり中の楽曲を変更できる裏ボタンも見逃せません。ここでは、実戦時に確認したい仕様や操作方法を紹介します。

確変判別法

通常大当たり時、液晶上のふたつのランプに注目します。ランプは液晶と連動していて、点灯パターンは大当たりの種類を表しています。点灯パターンと期待度は次の通りです。通常図柄で揃った直後、この確変判別法を活用することで確変昇格を判別することができます。

点灯パターン期待度
左点灯通常大当たり
左右点灯確変大当たり
右点灯はずれ
左右交互に高速点灯変動時

大海物語の朝一出目は2種類

出目

朝一で大海の画面に表示されている出目には意味があります。パチンコホールが前日に台の電源を切っていることが前提ですが、通常は画面中央列に上から『1-4-3』の順番で図柄が並んでいます。たまに、『2-3-4』の順番で並んでいる台がありますが、これは、前日、時短、確変で閉店となりリセットされた台で、狙い目です。

600回転以上のハマリでサムの出現率UP

サムの出現率は、三洋物産の携帯サイトで公になっています。大海物語では600回転以上になると、サム系リーチの出現率が高くなります。具体的なロジックとしては、入賞時の大当たり抽選で確変図柄での大当たりを引いた時に、その後の発展先として演出抽選されます。この時、600回転以上だと演出抽選部分で、通常よりもサム系リーチの抽選率が高く設定されているということです。

初の裏ボタン『ミュージックチェンジ』

チャンスボタン

大海物語は、海物語シリーズ初の裏ボタンを搭載しています。大当たり直後にチャンスボタンを連打すると、ミュージックチェンジ(楽曲変更)ができます。楽曲は『いつものラウンド』のトランスversionになります。

特徴

『CR大海物語』は、2005年に三洋物産から発売されたデジパチタイプのパチンコで、発売から2006年5月までパチンコ店シェアNo.1の座を維持した機種です。前作『CR新海物語』の後継機種として、独特の演出や新しいステージ設定、さらに高性能なスペックにより、大ヒットとなりました。

スペック

全部で3つのスペックがあります。ハードの特徴としては、海物語シリーズに初めてチャンスボタンが追加されました。このボタンは筐体の左下付近、灰皿の上あたりに配置されています。その役割はステージの変更、アトランティスの押しボタン演出、大当たり時のミュージックチェンジ(裏ボタン)などです。特に複数ステージ制の大海では、このチャンスボタンの使用頻度が高くなりますが、プレイ中によく見かけるのはアトランティスステージでの押しボタン演出の際です。特にお年寄りのプレイヤーは、スーパーリーチがかかるとボタンを連打する傾向があります。しかし、実際にはスーパーリーチに発展する前に大当たりかはずれかが決定しているのです。

CR大海物語M56

スクロールできます
型式名CR大海物語M56
大当たり確率(低)1/369.5
大当たり確率(高)1/52.786
賞球数3&5&5&14
カウント9
ラウンド15
確変継続率60%
確変タイプ
時短すべての大当たり後100回転
遊タイムなし
専用枠
導入日2005年3月
M56

筐体は、色鮮やかなデザインと緻密なディテールが特徴的です。筐体の上部には「大海物語」のロゴが赤と金の配色で描かれており、視覚的に強いインパクトを与えます。その下には、中央に大きなパールが配置されており、光の反射とともに神秘的な雰囲気を醸し出しています。パールの周りには「ATLANTIS」「LAGOON」「TREASURE」の文字が円形に配置され、プレイヤーに異なるゲームステージを提供することを示しています。筐体の中央部分には、メインの液晶画面が配置されています。

筐体

新デザイン筐体は、鮮やかな色彩と複雑なデザインが特徴的です。まず、全体のデザインは非常にカラフルで、特に青と赤のコントラストが目を引きます。筐体の上部には「GREAT SEA STORY 大海物語」と書かれたロゴが配置され、海の冒険を連想させるデザインが施されています。中央には大きな液晶ディスプレイが設置。ディスプレイの上部には「LAGOON」、「ATLANTIS」、「TREASURE」の文字があり、各ステージを示しています。これにより、プレイヤーはどのステージにいるのかを一目で確認することができます。

CR大海物語M55

スクロールできます
型式名CR大海物語M55
大当たり確率(低)1/309.50
大当たり確率(高)1/30.95
賞球数3&5&14
カウント9
ラウンド15
確変割合50%
確変タイプ
時短すべての大当たり後100回転
遊タイム
専用枠
導入日2005年11月
M55

CR大海物語M55の筐体は、その美しいデザインと細部にわたる工夫が特徴的です。まず、筐体全体が鮮やかな青色を基調としており、海底の世界を彷彿とさせます。中央には大きな液晶画面が配置されています。筐体上部には「大海物語」というタイトルが大きく表示されており、その周りには魚や海の泡が描かれています。これらのデザインは、ゲームのテーマである海の冒険を強調しています。

CR大海物語M2

スクロールできます
型式名CR大海物語M2
大当たり確率(低)1/329.500
大当たり確率(高)1/50.692
賞球数3&5&15
カウント9
ラウンド15
確変継続率50%
確変タイプ
時短すべての大当たり後100回転
遊タイムなし
専用枠
導入日2005年3月
M2

筐体は、視覚的に非常に魅力的であり、多くの特徴的なデザイン要素が組み合わされています。まず、全体のカラーリングは青と赤を基調としており、海をテーマにしたデザインが一目でわかるようになっています。中央には大きな液晶画面が配置されています。筐体の上部には「大海物語」というタイトルがプリントされ、中央のパールが象徴的に配置されています。

図柄

図柄

メインデジタルを動くタコやハリセンボンなど、これら魚介類を図柄と言います。新海物語と変わらない図柄ですが、グラフィック的には格段の進歩を遂げました。水面の波の影が魚介類に映って見えるようなディティールの細かさはさすが三洋物産です。図柄は大きく2種類にわけられます。確変図柄と通常図柄です。確変図柄は、大当たりすると「もう1回」の大当たりが保証されます。通常図柄は単発図柄とも呼ばれ、大当たり後は時短突入となります。海物語シリーズに限らず、パチンコは確変図柄をより多く引き当てたか、確変中にどれくらい続けて確変図柄を引き続けるかが勝利のポイントとなります。なお、通常図柄で大当たりした時に、派手な演出が発生し確変図柄に変化することがあります。これは確変昇格といい、通常図柄で大当たり時に発生することがあります。また、大海物語では、確変中の魚群予告で通常図柄で大当たりすると必ず確変図柄に昇格するルールがあります。

図柄番号名前
1タコ
2ハリセンボン
3カメ
4サメ
5エビ
6アンコウ
7ジュゴン
8エンゼルフィッシュ
9カニ
4(緑色)裏サメ

海物語シリーズ初の複数ステージ制

本機の最大の特徴は、演出の異なる「ラグーン」「アトランティス」「トレジャー」の3つのステージを搭載しており、これらをプレーヤーが自由に選択できる点です。それぞれのステージは、特徴的な予告演出を搭載しています。ラグーンステージは泡と魚群、アトランティスステージは押しボタン演出、トレジャーステージはステップアップ予告です。

新基準初の海物語シリーズ

スペック面では、新基準初の海物語シリーズとなります。爆裂機が多い新基準機に対して、これまでとほぼ変わらない感覚で大当たりの期待度があります。さらに、大当たり後には必ず時短が100回付いてくるフル時短タイプで、その点でも前作以上の出玉性能を実現しています。

ミスマリンが初登場

シリーズ初となる「ミスマリンちゃんコンテスト」で選ばれた初代ミスマリンちゃんグランプリの大久保麻梨子さんと準グランプリの阪本麻美さん、三宅梢子さんが、5連荘以上の大当たりラウンドで実写で登場します。さらに、サム系リーチで大当たりすると、ラウンド中にサムが登場するなどのプレミアム演出を搭載しています。

海物語シリーズの仕様の明確化

プレイ上の法則としては、確変中に魚群で大当たりすれば確変確定、5連チャン以上すればミスマリンちゃんが登場、台枠が激しく点滅すればサウンドプレミアム、大当たり直後にボタンを押せばBGMがチェンジする裏ボタンなど、その後の海物語シリーズに継承されるゲームデザインを搭載しています。

演出

プレイヤーは3つのステージの中からひとつを選択して遊戯が可能です。ステージは「待機中」「変動中」にチャンスボタンを押すと変更することが可能で「ラグーン>アトランティス>トレジャー」の順番で切り替わります。

ラグーンステージ

ラグーンステージ

海物語シリーズの原点とも言える新海物語シリーズの背景や予告アクション、リーチアクションが継承されたステージです。海物語シリーズのプレーヤーには馴染みのある演出を搭載。背景は、美しい海底世界を表現しており、プレイヤーに静けさと神秘的な雰囲気を感じさせます。背景全体が明るい青色のグラデーションで覆われており、海面からの光が差し込む様子がリアルに描かれています。この光の描写は、海底にまで達する太陽光を表現しており、プレイヤーに海中の爽やかさと透明感を感じさせます。また、光が水中で屈折している様子も細かく描かれており、リアリティを増しています。海底には所々で大きな岩がそびえ立ち、その周囲にはさまざまな形状の珊瑚や海藻が広がっています。これらの海底の自然物は、豊かな海洋生態系を表現しており、プレイヤーに自然の多様性と美しさを伝えます。珊瑚や海藻の色彩は鮮やかで、背景全体に生命感を与えています。

泡予告

『泡予告』は、ラグーンステージ専用の予告アクションです。1995年に「ギンギラパラダイス」で初搭載され、海物語シリーズでは1999年の「元祖海物語」で初めて採用されました。この演出は、泡が画面下から湧き上がります。泡系予告に分類される演出。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方において発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。泡予告から、まれにスーパーリーチへ発展することがあります。

大海物語ではアトランティスステージやトレジャーステージでも泡が出現することがあります。これらのステージでは、アトランティスステージでの「押しボタン演出」や、トレジャーステージでの「ステップアップ予告」の一部として泡が用いられることがありますが、ラグーンステージの泡予告とは異なる役割を持っています。

魚群予告

『魚群予告』は、ラグーンステージ専用の予告アクションです。1995年に「ギンギラパラダイス」で初搭載されました。この演出では、画面上を6種類の小魚で構成された魚群が流れます。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方において発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに高い設定です。この演出は、リーチ成立後に画面の右端から左端に向かって魚群が流れていく描写が特徴です。魚群予告にはいくつかのパターンがあります。大海物語では、通常の魚群に加えて、サム系リーチへ発展する赤魚群が出現することがあります。さらに、超魚群というパターンも存在し、これは大当たりが確定する演出です。

魚群の種類期待度
魚群高い
赤魚群サム系リーチ発展
超魚群当確

珊瑚礁リーチ

『珊瑚礁リーチ』は、ラグーンステージ専用のリーチアクションです。初代ギンギラパラダイスから搭載され続けている海物語シリーズのリーチアクションです。珊瑚礁系リーチに分類されます。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方で発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。この演出は、リーチ成立後にシングルリーチラインの背景に珊瑚礁が出現する描写が特徴です。リーチ中、サムが出現すると大当たりが確定するプレミアム演出となります。

珊瑚礁は、非常にカラフルで視覚的に印象的なデザインが特徴です。全体として紫色を基調とした岩に、多様な色の珊瑚が生い茂っています。赤、オレンジ、ピンク、緑、黄色などの鮮やかな珊瑚が配置されており、自然の美しさと豊かさを感じさせます。珊瑚の形状は多様で、一部は枝状に伸び、一部は丸みを帯びた形状をしています。これにより、立体感と奥行きを強調しています。また、珊瑚の間には緑色の葉のような植物が点在しており、海底の生態系の多様性を表現しています。岩自体は、リアルな質感を持ち、表面に細かいディテールが施されています。

マッスル珊瑚礁リーチ

『マッスル珊瑚礁リーチ』は、ラグーンステージ専用リーチアクションです。元祖海物語で初搭載された演出で、「マッスルリーチ」とも呼ばれています。このリーチアクションはサム系リーチに分類されます。抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は高い設定、期待度の設定は当確です。リーチが成立し、珊瑚礁リーチに発展してからしばらくすると、サムが登場します。サムが珊瑚礁を持ち上げ、その前にシングルリーチラインが現れます。この演出が発生すると、必ず確変図柄での大当たりとなります。他のステージにもマッスル珊瑚礁リーチに該当する演出があります。例えば、アトランティスステージでは「マッスル女神像リーチ」、トレジャーステージでは「ガイコツ船長リーチ」となります。

ポージングリーチ

『ポージングリーチ』は、ラグーンステージとアトランティスステージに搭載されているプレミアムリーチアクションです。元祖海物語で初搭載され、サムが登場するリーチアクションとして知られています。このリーチアクションはサム系リーチに分類され、抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は高い設定、期待度の設定は当確です。リーチが成立すると、サムが画面の上から降りてきて、ダブルリーチの後ろでポージングを始めます。このポージングは、ボディービルの「フロント」と呼ばれる動作で、図柄を応援するような形で続きます。サムのポージングはリーチ成立から図柄が揃うまで続きます。CR新海物語からの変更点として、ポージングの種類が減ったことが挙げられます。CR新海物語では、サムがリーチ中に様々なポージングを繰り返しながら回転していましたが、大海物語ではサムは正面を向いて「フロント」を繰り返すようになりました。

アトランティスステージ

アトランティスステージ

海物語シリーズ初の「押しボタン演出」を搭載。チャンスボタンで期待度を示唆する演出を確認できます。背景は、古代都市アトランティスが海底に沈んだ様子を描写しています。深い青色の海が広がり、上部からは光の筋が差し込んでいます。この光の効果は、海の静けさと深さを強調しており、プレイヤーに対して深海の壮大さを感じさせます。背景には古代ギリシャ風の建物が描かれています。この建物は、石柱やアーチ状の構造が特徴で、アトランティスが高度な文明を持っていたことを示唆しています。また、建物が半ば崩壊している様子は、長い年月の間に荒廃したことを示しています。このようなデザインは、失われた文明の神秘性とロマンを強調しています。さらに、海底の地形には珊瑚や海藻が描かれており、海洋生物が生息する豊かな生態系を表現しています。珊瑚の鮮やかな色彩は、背景全体に対して美しいアクセントとなっており、視覚的な楽しさを提供します。また、崩れた石柱や瓦礫が散乱している様子は、かつての栄光と現在の廃墟のコントラストを引き立てています。

イルカ予告

イルカ予告

『イルカ予告』は、アトランティスステージ専用予告アクションです。この演出は大海物語で初めて搭載されました。イルカ予告はイルカ系予告に分類される演出です。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方において発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。リーチが成立すると、画面の右側からイルカが泳いで登場します。イルカ予告は基本的にリーチを示唆する演出ですが、まれにクジラが出現することがあります。クジラが出現するとプレミアム演出となり、確変図柄での大当たりが確定します。

クジラ予告

『クジラ予告』はアトランティスステージ専用予告アクションです。CR大海物語で初搭載された演出で、イルカ予告のプレミアム的な位置づけとなっています。抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は激レア、期待度の設定は当確です。クジラ予告が発生すると、画面の上部から巨大なクジラが出現します。

押しボタン演出

『押しボタン演出』は、アトランティスステージ専用予告アクションです。CR大海物語で初めて搭載された演出です。押しボタン演出は、役物デバイス系演出に該当します。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方で発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。この演出は、スーパーリーチ中に画面にボタンマークが出現し、ボタンを押すことで期待度を示唆する演出を確認できることが特徴です。

演出期待度
低い
魚群高く
超魚群当確

女神像リーチ

女神像リーチ

『女神像リーチ』は、アトランティスステージ専用のリーチアクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載され、海物語シリーズの中では珊瑚礁系リーチに属します。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方で発生する演出で、レア度と期待度は低い設定です。リーチが成立すると、しばらくして画面の下から女神像が浮上します。女神像の正面にシングルリーチラインが発生し、3つの図柄が揃うと大当たりとなります。リーチ中にチャンスボタンを押すことで、期待度を示唆する演出を確認することができます。

女神像は、神秘的で優雅なデザインが特徴です。全体的に青色のトーンで統一されており、冷たい海の深さを思わせる色合いです。女神の髪は長く、流れるように肩にかかり、清楚な印象を与えます。彼女の顔は穏やかで落ち着いた表情をしており、目を閉じていることで瞑想や祈りの姿勢を表現しています。女神の衣装は長いローブで、細かいひだが彫り込まれており、布の柔らかさと動きを感じさせます。ウエスト部分にはベルトが巻かれており、全体のシルエットを引き締めています。ローブの裾は床に流れるように広がり、優雅さを強調しています。背中には大きな翼が広がっており、これが女神としての威厳と神秘性をさらに高めています。翼は詳細に描かれており、羽一枚一枚が丁寧に表現されています。この翼のデザインは、飛翔や自由を象徴し、プレイヤーに希望を与える要素となっています。

マッスル女神像リーチ

『マッスル女神像リーチ』は、アトランティスステージ専用のリーチアクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載され、サム系リーチです。リーチが成立すると、まず女神像が画面の下から浮上します。その後、しばらくしてサムが現れ、女神像を持ち上げます。このとき、サムの正面にシングルリーチラインが発生し、確変図柄で大当たりとなります。通常図柄でリーチが成立している場合でも、図柄が揃った後に昇格スクロールが発生し、確変図柄に変わります。

ポージングリーチ

ポージングリーチ

『ポージングリーチ』は、ラグーンステージとアトランティスステージに搭載されているプレミアムリーチアクションです。元祖海物語で初搭載され、サムが登場するリーチアクションとして知られています。このリーチアクションはサム系リーチに分類され、抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は高い設定、期待度の設定は当確です。リーチが成立すると、サムが画面の上から降りてきて、ダブルリーチの後ろでポージングを始めます。このポージングは、ボディービルの「フロント」と呼ばれる動作で、図柄を応援するような形で続きます。サムのポージングはリーチ成立から図柄が揃うまで続きます。CR新海物語からの変更点として、ポージングの種類が減ったことが挙げられます。CR新海物語では、サムがリーチ中に様々なポージングを繰り返しながら回転していましたが、大海物語ではサムは正面を向いて「フロント」を繰り返すようになりました。

トレジャーステージ

トレジャーステージ

海物語シリーズ初のステップアップ予告を導入したステージです。ステップアップ予告で、頻繁にクラゲまでステップアップする台は調子がいいです。背景は、海底の世界を舞台にしており、プレイヤーに冒険心と神秘的な雰囲気を感じさせることを目的としています。全体的な色調は深い青で統一されており、海の深さと静寂を表現しています。この深い青は、プレイヤーに静かで落ち着いた気分を与えると同時に、海底の神秘性を強調しています。さらに、背景には光の筋が描かれており、水面から差し込む光が海底に届く様子がリアルに表現されています。この光の効果により、深海の暗さと光のコントラストが生まれ、視覚的に非常に魅力的な演出となっています。次に、背景には古びた沈没船が描かれています。この沈没船は、かつての航海の痕跡や失われた財宝を連想させる要素として機能しています。帆が破れ、船体が傾いている様子は、長い年月を経て自然に還っていく過程を示しています。このようなデザインは、プレイヤーに海底探検のロマンを感じさせ、冒険心を刺激します。また、沈没船の周りには、海底に散らばる様々なアイテムが描かれています。例えば、宝石、古代の遺物などが確認できます。

ステップアップ予告

『ステップアップ予告』は、トレジャーステージ専用の予告アクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載され、海物語シリーズ初のステップアップ式予告アクションとなります。ステップアップ予告はステップアップ系演出に分類されます。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方において発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。ステップアップは全部で4段階あり、それぞれの段階で異なる演出が発生します。

STEP
泡音

泡音(「プクッ」)が聞こえ、リーチが確定します。泡音のみでは大当たりの期待度は低いですが、リーチが成立するとピタ止まりや再始動での大当たりの可能性もあります。泡音が鳴らない場合、スーパーリーチへの発展や法則崩れでの大当たりの可能性も示唆されます。

STEP
泡

泡が出現し、スーパーリーチへ発展する最低条件が満たされます。ステップ2だけでもピタ止まりや再始動で大当たりすることがありますが、期待度は依然として低いです。

STEP
クラゲ
クラゲ

クラゲが出現し、スーパーリーチへの発展が確定します。この段階で大当たりの期待度が高まります。

STEP
魚群
魚群

魚群が出現し、最も大きなチャンスが訪れます。まれに赤魚群が出現することがあり、この場合はサム系リーチへ発展して確変大当たりとなります。魚群や赤魚群の出現により、一気に期待度が高まります。

宝の山リーチ

宝の山リーチ

『宝の山リーチ』は、トレジャーステージ専用リーチアクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載され、海物語シリーズの中では珊瑚礁系リーチに属します。ラグーンステージの珊瑚礁リーチ、アトランティスステージの女神像リーチ、トレジャーステージの宝の山リーチといった形で、各ステージごとに特有のリーチアクションが設定されています。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方において発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。リーチが成立すると、まず画面の下から金色に輝く宝の山が浮上します。宝の山の正面にシングルリーチラインが発生し、3つの図柄が揃うと大当たりとなります。

宝の山は、豪華で華やかなデザインが特徴です。全体がきらびやかな金色で輝いており、プレイヤーに豊かさと興奮を感じさせます。宝の山の上部には、豪華な王冠が置かれており、これがさらに壮麗さを増しています。山の表面には、様々な宝箱や宝石が散りばめられており、それぞれが細部まで丁寧に描かれています。宝箱は木製で、金具や装飾が施されており、中には宝石や金貨が詰まっています。さらに、山の側面には剣が飾られており、これらもまた細部まで精巧に作られています。

宝の山の浮上後に宝の山が180度回転してガイコツ船長が姿を現す演出があります。この場合、ガイコツ船長リーチとなり、確変大当たりです。

ガイコツ船長リーチ

『ガイコツ船長リーチ』は、トレジャーステージ専用リーチアクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載され、大当たりラウンド中にサムが登場することからサム系リーチに分類されます。抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は高い設定、期待度の設定は当確です。リーチが成立し、宝の山リーチへ発展してからしばらくすると、宝の山が180度回転し、背にしていた白骨化した海賊船長、通称ガイコツ船長が現れます。ガイコツ船長が出現すると、そのまま大当たりが確定します。大当たりが確定すると、ガイコツ船長が「勝利じゃ!」というセリフで祝福してくれます。

プレミアムシャッターチャンスリーチ

プレミアムシャッターチャンスリーチ

『プレミアムシャッターチャンスリーチ』は、トレジャーステージ専用リーチアクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載され、トレジャーステージ専用のポージングリーチとして知られています。サム系リーチに分類され、抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は高い設定、期待度の設定は当確です。リーチが成立すると、サムが水中カメラを持って現れ、ダブルリーチラインの中心に図柄が近づくとフォーカスが反応します。サムがカメラを構えて撮影する瞬間、図柄が揃うことで大当たりが確定します。

共通演出

全ステージで発生する予告・リーチ・大当たりアクションです。

ノーマルリーチ

ノーマルリーチ

『ノーマルリーチ』は、基本的なリーチアクションです。ギンギラパラダイスシリーズで初めて搭載されました。ノーマルリーチはシンプルなリーチ演出で、スーパーリーチへの発展はありません。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」です。レア度、期待度の設定はいずれも低い設定です。リーチが成立した場合、ほとんどのケースで中段のテンパイ図柄はリーチラインから1コマ以上離れて停止し、はずれとなります。しかし、海物語シリーズの場合は「再始動」「ピタ止まり」のどちらかで大当たりとなることもあります。その他、確変中にノーマルリーチが発生した場合には、通常図柄または確変図柄での大当たりの可能性が高くなります。確変中にノーマルリーチがかかった時には、中段図柄がリーチラインから1コマ以上離れて停止することで再始動が発生し、確変図柄での大当たりとなることが多いです。

黒潮リーチ

『黒潮リーチ』は、全ステージ共通のリーチアクションです。この演出はCR新海物語で初めて搭載されました。黒潮リーチは黒潮系リーチに分類されます。抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方において発生する可能性があります。レア度と期待度の設定はともに低い設定です。リーチが成立してからしばらくすると、シングルリーチラインの背景に黒潮が発生します。テンパイ図柄が黒潮の中を進み、図柄が揃うと大当たりとなります。リーチ中にサムが出現することがあります。サムが登場すると、確変図柄での大当たりが確定します。

ダイビングリーチ

『ダイビングリーチ』は、全ステージ共通のプレミアムリーチアクションです。この演出はCR新海物語で初めて搭載されました。系統はサム系リーチ、抽選条件は大当たり時となり、リーチラインはシングルです。黒潮リーチへ発展した後、しばらくすると効果音とともにサムが画面右端から登場します。中段のテンパイ図柄がリーチラインで停止するまで、サムは黒潮の中を泳ぎ続ける演出です。このダイビングリーチは全ステージに搭載されていますが、性能は同じです。唯一の違いは、サムのコスチュームが異なる点です。

マリンちゃんリーチ

『マリンちゃんリーチ』は、全ステージ共通のリーチアクションです。この演出は1995年の初代ギンギラパラダイスで初めて搭載され、海物語シリーズのヒロインであるマリンちゃんが登場します。マリンちゃんリーチは、マリン系リーチに分類され、抽選条件は「はずれ時」と「大当たり時」の両方に発生します。レア度と期待度の設定はいずれも低い設定です。このリーチでは、液晶画面の左上から右下、右上から左下のダブルリーチラインでテンパイ図柄が中央に停止すると大当たりとなります。

マリンちゃんリーチ

マリンちゃんリーチで通常図柄が揃った際に再始動することがあります。この場合、少し間を空けてから中段のテンパイ図柄が再始動し、確変大当たりになることがあります。大海物語では、マリンちゃんが一回転して中段図柄を走らせる演出が追加され、再始動の期待感がさらに高まります。

マリンちゃんリーチに発展したかと思いきや、サムがマリンちゃんの代わりに画面上から登場することがあります。この場合、ポージングリーチ(トレジャーステージでは「プレミアムシャッターチャンスリーチ」)となり確変図柄での大当たりが確定します。

枠外プレミアム

枠外プレミアム

枠外プレミアムは全ステージ共通のプレミアムアクションです。同一図柄が液晶画面の内側から外側にかけて揃っているときに発生することがあります。並びのパターンは2種類。同一図柄が枠外から枠内にかけて縦に3つまたは枠外から枠内に斜めに3つ並ぶと発生することがあります。

波乗りサム

枠外プレミアム発展時、サムをデフォルメした波乗りサムが登場します。

プレミアムシャッフルリーチ

『プレミアムシャッフルリーチ』は、全ステージ共通の大当たりアクションです。この演出はCR大海物語で初搭載されました。抽選条件は高確率モード滞在時の「大当たり時」のみです。レア度と期待度の設定は、レア度が低い設定、期待度が当確となっています。この演出は変動停止時に液晶画面外に縦または斜めに同一図柄が3つ揃うと発生します。図柄が驚いたような表情をした後、強制的に液晶画面に移動して大当たりとなります。大当たりの種類は奇数と偶数の両方の図柄で発生するため、枠外プレミアムに似た演出ですが、性能は枠外プレミアムよりも劣ります。

ボイスプレミアム

『ボイスプレミアム』は、全ステージ共通の予告アクションです。この演出はCR大海物語で初めて搭載されました。ボイスプレミアムはボイス系プレミアムに分類され、抽選条件は「大当たり時」のみ発生する演出です。レア度の設定は高い設定、期待度の設定は当確です。変動開始時に「どっかーん!」というミスマリンの声が聞こえると、それがボイスプレミアムのサインとなります。この声が発生すると、大当たりが確定します。

サウンドプレミアム

「サウンドプレミアム」は、全ステージ共通の大当たりアクションです。この演出はCR大海物語で初搭載されました。抽選条件は「大当たり時」のみです。レア度と期待度の設定は、レア度が高い設定、期待度が当確となっています。この演出は変動開始時に筐体の盤面枠が激しく点滅し、変動音が「元祖海物語(初代海物語)」のBGMに切り替わります。

大当たり演出

図柄揃い後、大当たりラウンドに突入します。連荘数によってラウンド中に流れるミュージッククリップが変わります。3DCGの図柄とマリンなどのキャラクターが登場する「いつものラウンド」とミスマリンが登場する「プレミアムラウンド」の2種類があります。

いつものラウンド

新海物語と同じく、図柄のショートストーリーやマリンちゃんと魚たちがじゃれ合うシーンが流れます。大当たりラウンド中のマリンちゃんのコスチュームはステージによって変化します。ラグーンはオレンジのビキニ、アトランティスはハイビスカス柄のビキニ、トレジャーはマリンちゃんのイニシャルがワンポイントのウェットスーツ。5連チャン以上すると、初代ミスマリンが登場するプレミアムラウンドを視聴できます。

大当たりラウンド

サム系リーチで大当り後に「いつものラウンド」を選べば、ラウンド中にサムが登場します。

プレミアムラウンド

ミスマリンの実写映像のミュージッククリップが流れます。基本的には、連荘数が増えることによってミュージッククリップを解放していく仕様です。

解放R映像
5初代ミスマリン・大久保麻梨子
10ミスマリン3人登場

5連時、初代ミスマリンのグランプリ大久保麻梨子(おおくぼまりこ)さんのグラビアショットが流れます。

10連時、ミスマリングランプリの大久保麻梨子さんと、準グランプリの阪本麻美(さかもとまみ)さん、三宅梢子(みやけしょうこ)さんの3人が登場します。

エンディングギャラリー

通常図柄で大当たりときには「チャンス」、確変図柄で大当たりしたときには「もう1回」となります。また、大当たりラウンドの内容によってもエンディングに表示される画面が変わります。

キャラクター

『CR大海物語』には、マリンとサムが登場します。マリンは、海物語シリーズのヒロインキャラクターです。マリンのコスチュームはステージによって変わります。ラグーンステージではオレンジ色のビキニを、アトランティスステージではハイビスカス柄のビキニを、そしてトレジャーステージではウエットスーツを身に着けています。一方、サムは海物語シリーズのプレミアムキャラクターで、サムが登場すれば確変図柄での大当たりとなります。サムのコスチュームもステージによって異なり、ラグーンステージとアトランティスステージでは紫色のビキニパンツを、トレジャーステージではウェットスーツを着用しています。

マリン

マリン

ラグーンステージのコスチュームは、オレンジを中心に構成したシンプルなビキニです。黄色からオレンジへ変化する明るい色彩が、浅瀬に差し込む日差しや南国の開放感を連想させます。装飾を抑えたデザインのため、マリンの表情や身振りが目立ちやすく、親しみやすいキャラクター性が前面に現れています。トップ中央のひねりと柔らかな曲線は、簡潔な形の中に女性らしい立体感を加える工夫です。フィンにも同系色のグラデーションを採用し、頭部から足元まで暖色の流れをつなげています。穏やかで明るいラグーンの雰囲気を、色そのものによって表現したコスチュームです。

マリン

アトランティスステージのコスチュームは、鮮やかな赤地に白い花柄を配した華やかなビキニです。ラグーンステージよりも色の対比と柄の情報量が増しており、幻想的な舞台にふさわしい特別感があります。白い花柄は赤の強さを適度に和らげながら、南国らしい優雅さと祝祭的な雰囲気を加えています。トップとボトムに同じ柄を使用しているため、装飾性が高くても全体のまとまりは崩れません。赤いリボンやイヤリング、フィンも衣装と自然につながり、マリンを象徴する色を全身で強調しています。神秘的なステージの中でも存在感を失わない、視認性と華やかさを重視したデザインです。

マリン

トレジャーステージのコスチュームは、白と赤を基調としたスポーティーなデザインです。短丈のノースリーブトップとショートパンツを組み合わせ、活動的で健康的な印象に仕上げています。トップの赤い立ち襟と中央のファスナーは縦方向のラインを強調し、全身をすっきりと見せる要素です。胸元の「M」のワッペンには、マリンの専用衣装であることを印象付ける役割があります。髪のリボンやイヤリング、フィンまで赤系で統一することで、白い衣装が背景に埋もれないように視認性も確保しています。カメラを手にした姿は、水中を巡って宝物を探す冒険者のような物語性を生み出しています。

サム

サム

ラグーンステージとアトランティスステージでは、紫色のシンプルな競泳用水着が共通して使われています。装飾を加えず身体の大部分を見せる構成により、サムを象徴する筋肉質な体格そのものがコスチュームの中心になっています。水着の鋭角的な形は腰回りを引き締め、上半身から脚へ続く大きなシルエットを強調する設計です。紫は小さな面積でも存在感が強く、日焼けした肌や鮮やかな緑の髪との対比によって視線を中央へ集めます。瞳の色とも呼応しているため、最小限の衣装でありながら全身の配色にはまとまりがあります。異なる2つのステージで同じ衣装を使用することで、背景や演出が変化してもサムの力強く陽気なキャラクター像を一貫して保てるデザインです。

サム

トレジャーステージのコスチュームは、白と緑を組み合わせた半袖のショート丈スーツです。身体に沿う一体型の構造がサムの鍛えられた体格を整理して見せ、競泳選手や水中探査員を思わせる機能的な印象を生み出しています。肩から脇、脚の外側へ続く緑の切り替えは、全身に縦の流れを作るデザインです。白い面積を広く取ることで清潔感を保ちつつ、鮮やかな緑が肩幅と力強い輪郭を際立たせています。胸元の「S」のワッペンはサム専用の衣装であることを示し、腕のエンブレムはチームユニフォームのような説得力を加えています。緑の髪と衣装の配色も自然につながり、冒険に参加する頼もしい仲間としての個性が明確に伝わります。

波乗りサム

枠外プレミアムとプレミアムシャッフルリーチに発展したときには、サムをデフォルメした「波乗りサム」が登場します。

アプリ

『CR大海物語』を家庭で本格的に楽しめる代表的なビデオゲームは、PlayStation 2用ソフト『パチパラ12 ~大海と夏の思い出~』です。アイレムソフトウェアエンジニアリングから2005年12月15日に発売され、「CR大海物語M56」と「CR大海物語M2」の2機種を収録しています。

実機シミュレーターとして遊べるだけでなく、物語を進めながらパチンコ勝負に挑む「パチプロ風雲録4 ~銀玉殺人事件~」も収録されています。昭和の面影を残す街を舞台にしたミステリー仕立ての物語で、ホールでの遊技を再現するだけのゲームとは異なる内容です。1人プレイ専用で、セーブにはPlayStation 2専用メモリーカードの空き容量560KB以上が必要となります。

フィーチャーフォンでは、三洋販売とウェブドゥジャパンが運営した「三洋パチワールド」を通じて、「CR大海物語M56」のシミュレーターアプリが配信されました。ラグーン、アトランティス、トレジャーを別々のアプリにすることで、当時の携帯電話でも各ステージの演出を楽しめる構成です。アトランティス版では、実機の特徴である押しボタン予告も再現されました。

通常版のほか、液晶部分を大きく表示する「液晶拡大版」も各ステージに用意されています。iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!向けに展開され、月額315円の公式サイトから対応機種へダウンロードする方式でした。現在は当時の端末や通信サービスの終了により、通常の方法では利用できません。

スマートフォン向けでは、初代『CR大海物語』を再現した単体アプリではなく、『CR大海物語2』や『CR大海物語4』など後継機のアプリが中心となりました。そのため、初代の3ステージを現在の端末で遊びたい場合でも、当時のフィーチャーフォン版をそのまま入手して動かすことは困難です。

評価

『CR大海物語M56』のプレイヤー評価は、総じて「海物語らしい分かりやすさと、まとまった出玉への期待を両立した名機」という方向に集約されます。先読みや出玉のない大当たりを搭載せず、泡、魚群、ノーマルリーチという少数の演出に意味を持たせた構成が好評でした。魚群が流れた瞬間の緊張感や、弱い展開から図柄が揃う意外性は、派手な演出を長く見せる機種にはない魅力です。後継機が増えた後も、静かな音量や短いリーチを理由に本機へ戻るプレイヤーが見られました。

ラグーン、アトランティス、トレジャーの3ステージも高く評価されています。従来の遊技感を好む人はラグーン、ボタン操作を楽しみたい人はアトランティス、演出が段階的に進む期待感を求める人はトレジャーを選べました。基本の分かりやすさを崩さず、気分に応じて演出を変えられる点は、長時間遊技の単調さを和らげています。一方、ボタン連打や大当たり中の楽曲変更を騒がしく感じる声もありました。

スペック面では、通常時1/369.5という初当たりの重さが最大の難点です。深いハマリに入ると投資が膨らみやすく、魚群が続けて外れた際の落胆も大きくなりました。高確率時も1/52.786のため、確変中に100回転を超えることが珍しくなく、ホールのスルー周辺の調整が悪い台では持ち玉が減る点も不満につながっています。

その反面、確変突入率60%のループタイプ、すべての通常大当たり後に付く100回の時短、出玉のある15R大当たりで統一された明快さは強く支持されました。単発や2連で終わる不満はあるものの、波に乗った際は短時間で箱を積み上げられ、当たった回数が出玉として見えやすい仕様です。評価が長く保たれた理由は、刺激の多さではなく、回転率を見ながら打てる盤面と、魚群ひとつで十分に高揚できる演出設計にあります。初当たりの荒さを許容できるプレイヤーにとって、本機は初代『大海物語』の基準を築いた完成度の高い1台です。

(C)SANYO BUSSAN CO.,LTD.

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