『魚群予告』は、リーチ成立後に色鮮やかな魚の群れが画面を横切る予告演出です。1995年登場の『ギンギラパラダイス』で初搭載され、後の『海物語』シリーズへ受け継がれました。発生時の期待度は高いものの、通常の魚群は大当たりが濃厚となる演出ではありません。魚群の見た目、発生後の流れ、泡予告や特殊魚群との違いを知ると、画面上で起きている変化を判断しやすくなります。
魚群予告の特徴
魚群予告は、リーチ成立後の展開を示す予告アクションです。通常画面を泳ぐ図柄とは別に、多数の小さな魚がまとまって現れます。画面を埋めるほどの群れが一方向へ通過するため、泡が浮上する泡予告とは一目で区別できます。
初代『ギンギラパラダイス』では、はずれ時と大当たり時の両方で選ばれる演出として搭載されました。魚群の発生後はスーパーリーチへ発展し、停止する図柄によって結果が決まります。魚群が現れた時点で大当たりになるわけではなく、リーチの結末まで確認する必要があります。
歴代機種では、海モードなどのシンプルな演出構成を持つモードを中心に登場します。一方、搭載モードや発生するタイミングは機種ごとに異なります。リーチ成立直後に流れる基本形だけでなく、スーパーリーチ中のボタン操作などを契機に出現する機種もあるため、すべての機種で同じ発生手順とは限りません。
発生からリーチまでの流れ
基本形では、左右の図柄が同じ絵柄で止まってリーチが成立した直後に魚群が現れます。小さな魚たちは画面右側から入り、図柄の周囲を通りながら左方向へ泳いでいきます。群れが通過した後はスーパーリーチへ移り、中央の図柄がリーチ図柄で停止すれば大当たりです。
通常魚群を構成する魚
通常魚群は、ヤッコ、チョウ、クマノミの3系統で構成されています。それぞれに色や模様の異なるふたつのデザインがあり、合計6パターンを確認できます。赤や青という呼び方は、通常魚群の中で同じ形の魚を見分けるための区分です。

| 構成魚 | 見分け方 |
|---|---|
| ヤッコ赤 | ピンク色の体と細長いひれ |
| ヤッコ青 | 紫色の体と細長いひれ |
| チョウ模様なし | 黄色い体で側面に大きな模様がない |
| チョウ模様あり | 黄色い体の側面に大きな楕円模様がある |
| クマノミ赤 | ピンク色の体に白い帯がある |
| クマノミ青 | 紫色の体に白い帯がある |
通常魚群には、赤またはピンクに見えるヤッコやクマノミも含まれます。これらが混ざっているだけで、特殊な「赤魚群」になるわけではありません。構成魚の一部だけではなく、群れ全体の色、泳ぐ方向、大きさ、登場キャラクターなどを見て、通常魚群と特殊パターンを区別します。
6パターンのうち、どの魚が目についたかだけで期待度が変化するとは判断できません。ヤッコ赤やクマノミ青などは、いずれも通常魚群を形づくるデザインです。個々の魚をチャンスアップとして扱わず、魚群予告全体をひとつの予告として見ることが大切です。
泡予告との違い
泡予告と魚群予告は、どちらもリーチ成立後に発生する代表的な予告です。泡予告では画面下部から泡が浮かび上がり、魚群予告では多数の小魚が画面を横切ります。初代『ギンギラパラダイス』では、泡予告より魚群予告の期待度が高く設定されていました。
見分ける基準は、リーチ後に現れる対象です。丸い泡だけが上昇した場合は泡予告であり、小魚の帯が通過すれば魚群予告に該当します。泡の後に魚群が続くかどうかなど、複合の仕方は機種やモードによって変わります。別機種の法則をそのまま当てはめることはできません。
特殊魚群は機種ごとに扱いが異なる
歴代機種には、通常と色が異なる赤魚群、反対方向へ進む逆魚群、魚が大きいメガ魚群、魚が小さいミニ魚群などが搭載された例があります。通常魚群との違いは、群れ全体の色調、進行方向、魚体の大きさに表れます。特定のキャラクターが群れに加わるパターンもあり、通常の構成魚だけが流れる画面とは視覚的に区別できます。
特殊な魚群の中には、魚群系プレミアムとして大当たりが濃厚となるものがあります。ただし、名称や恩恵はシリーズ全体で一律ではありません。同じ色や似た動きを持つ演出でも、対象機種とモードによって役割が変わる場合があります。プレミアムかどうかは、遊技している機種の演出法則に合わせて判断します。
通常魚群は期待度の高い予告ですが、プレミアムではありません。この区別を曖昧にすると、赤系の構成魚を見ただけで赤魚群と誤認したり、通常魚群の発生を大当たり濃厚と受け取ったりする原因になります。通常魚群は6デザインの構成魚による群れ、特殊魚群は群れ全体に通常とは異なる変化がある演出として見分けられます。
初搭載から受け継がれた役割
魚群予告の原点は、1995年に登場した『ギンギラパラダイス』です。リーチ成立後に多数の魚を一斉に横切らせ、スーパーリーチへの期待を視覚的に伝える仕組みが採用されました。魚群の当たりとはずれを振り分ける演出制御も組み込まれ、珍しい映像を見せるだけではなく、変動結果と結び付いた予告として設計されています。
後の『海物語』シリーズでは、画面表現やモード構成が変わっても、小魚の群れが横切る基本形が継承されました。そのうえで、色、方向、大きさ、出現契機などに変化を加えた派生パターンが登場しています。通常魚群の分かりやすい見た目を残しながら、機種固有のチャンスアップやプレミアムを判別できる構成へ広がりました。
魚群がはずれた場合の見方
通常魚群は、発生してもリーチがはずれる場合があります。魚群は大当たりの可能性が高い変動で選ばれやすい予告ですが、表示された時点で結果を保証するものではありません。中央図柄がリーチ図柄を通過して停止すれば、その変動ははずれです。
魚群がはずれたことを、プレイヤーが「ガセ魚群」と呼ぶ場合があります。これは演出の正式な別パターンを示す名称ではなく、通常魚群から大当たりに至らなかった結果を指す呼び方です。また、魚群のはずれだけを根拠に、残っている保留内の大当たりが約束されることもありません。魚群が発生した変動と、その後の保留は分けて見ます。
まとめ
魚群予告を見るときは、リーチ後の出現タイミング、群れ全体の見た目、発展先の3点が判断材料になります。通常魚群はヤッコ、チョウ、クマノミの6デザインで構成され、赤系の魚も通常パターンに含まれます。特殊魚群は色や方向などの変化を群れ全体で確認し、プレミアムかどうかは機種ごとの法則に沿って見分けます。
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