『CRクジラッキー』とは?役物とドット抽選が融合した新感覚パチンコ

『CRクジラッキー』は、サンスリーが2018年12月に導入したパチンコ機で、アナログ抽選とデジタル抽選を融合させた独自のゲーム性が特徴です。通常時は、盤面上部の役物「GOチャッカー」への入賞や、ドットによるデジタル抽選の2つのルートから大当たりを目指します。役物ルートでは、「GOチャッカー」に玉が入賞すると「クジラッキールーレット」が作動し、中央の「V」に停止すれば電サポ4回転の「クジ夢RUSH」に突入します。ドット抽選では、図柄が揃うと3ラウンドの「ルーレットボーナス」となり、その後の「クジラッキールーレット」で「V」に停止すれば「クジ夢RUSH」へ移行します。「クジ夢RUSH」は、電サポ4回転と残保留4個の最大8回転で構成され、1回転あたりの大当たり確率は約1/4.4、継続率は約87%と高い連チャン性能を誇ります。演出面では、シンプルながらも多彩な予告やリーチが搭載されており、特に「クジラッキールーレット」の点灯パターンによる期待度の変化がプレイヤーを引きつけます。これらの要素が組み合わさり、独自のゲーム性と高い連チャン性能で多くのファンに支持された機種です。

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アプリ

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評価

この機種の総合的な評価は比較的好意的で、ポジティブな評価が約60%、ネガティブな評価が約40%と、ユニークな仕様を評価する声が多く見られます。

ポジティブな評価につながった最大のポイントは、2つの抽選ルートを楽しめる遊技性にあります。1つは、盤面上部の「IN」に玉が入ると物理的に抽選されるアナログルート。玉が「GO」へ入賞すれば役物演出が発生し、成功すれば大当たりという、実際に玉の動きを見守るドキドキ感が味わえます。もう1つは、下部のデジタル抽選による通常の図柄揃い演出。この2WAY方式により、プレイヤーはどちらからでも大当たりを目指すことができ、直感的でありながらも戦略性のある遊技が楽しめます。また、本機の大きな魅力となっているのが「クジ夢RUSH」と呼ばれる高継続モードです。このモードは、電サポ4回+残保留最大4個という短期決戦型のSTで、継続率は約87%と非常に高く設定されています。一度RUSHに突入すれば、スピーディーに次の当たりが連続する爽快感があり、小気味よいテンポで進行するゲーム性に快感を覚えるプレイヤーも多く、非常に中毒性の高い設計といえます。

一方で、ネガティブな評価の原因としては、RUSH突入までのハードルが高いことが挙げられます。ドット抽選による大当たりや役物経由での抽選はどちらも簡単には突破できず、通常当たりで終わってしまうことも少なくありません。特に、せっかく大当たりを引いてもRUSHに突入しない場合、出玉が少ないこともあり、満足感に欠けるという声もあります。さらに、アナログ抽選に依存する部分では、ホール側の釘調整がプレイヤー体験に大きく影響する点も指摘されています。役物の「GO」入賞率は物理的に変化させやすいため、店側の調整次第ではアナログ抽選ルートがほとんど機能しなくなることもあり、せっかくの特性が十分に活かされていないと感じるケースもあります。

こうした課題を踏まえると、改善点としてはRUSH突入率の引き上げや、アナログ抽選における入賞の安定性の向上が求められます。また、通常当たり時の出玉性能をもう少し充実させることで、RUSHに入らなかった場合でもある程度の満足感が得られるようになるでしょう。

『CRクジラッキー』は、既存のパチンコにマンネリを感じている方や、アナログ要素のある機種に魅力を感じるプレイヤーに特におすすめの一台です。高継続型のRUSHによる爽快感、そして物理抽選のドキドキ感は他機種ではなかなか味わえない要素です。遊技する際には、ホールごとの調整やRUSH突入率に注目しながら、長く付き合える「技あり」な遊技を楽しめることでしょう。