『CRAハネ海物語』は、2010年7月20日に三洋物産から発売された羽根モノタイプのパチンコ機種です。これは海物語シリーズ初の羽根モノタイプで、盤面中央には液晶画面が配置されており、遊技球の動きに連動した演出が行われます。本機には3種類の大当たりが搭載されています。5ラウンドの「LUCKY」、16ラウンドまたは15ラウンドの「SPECIAL LUCKY」、および「SUPER LUCKY」です。「SUPER LUCKY」または「SPECIAL LUCKY」の大当たり終了後には、100回転の時短に突入します。液晶画面では、海物語シリーズでおなじみのタコ、ハリセンボン、カメ、サメ、エビ、アンコウ、ジュゴン、エンゼルフィッシュ、カニが図柄として登場します。大当たり時には、これらの図柄が3つ揃います。特に、奇数図柄であるタコ、カメ、エビ、ジュゴン、カニは3つ揃うと必ず時短大当たりとなります。
攻略
『CRAハネ海物語』の攻略情報です。
時短中の傾向
ハネ海物語の時短は100回転。その100回転中の傾向としてはダブルリーチがシングルリーチよりもかかる割合が多いです。その次に時短専用演出・チャンス目予告が発生しやすい傾向があります。
動画
YouTubeで配信している『CRAハネ海物語』の動画です。
特徴
スペック
CRAハネ海物語SKB
型式名 | CRAハネ海物語SKB |
大当たり確率(低) | 1/149.9 |
大当たり確率(高) | 1/149.9 |
賞球数 | 3&3&5&10 |
カウント | 8 |
ラウンド | 5or15or16(実質4or5or15R) |
確変割合 | なし |
確変タイプ | 羽根物 |
時短 | 大当たり終了後0or100回 |
遊タイム | なし |
専用枠 | なし |
導入日 | 2010年07月 |
『CRAハネ海物語』の筐体は、海の世界をイメージした鮮やかなブルーを基調とし、非常に特徴的なデザインが目を引きます。全体的に丸みを帯びたフォルムが安心感を与えると同時に、遊技の楽しさを視覚的に演出しています。中央に大きく配置された黄色い枠が、画面にアクセントを加え、視覚的なメリハリを持たせています。また、筐体全体に配置された図柄たちが、楽しい雰囲気を一層引き立てています。上下に設置されたスピーカーが音響効果を強調し、プレイヤーを包み込むような没入感を与えます。LEDライトによる発光も美しく、演出時にはライトアップされ、プレイヤーの期待感を高めます。全体的にバランスの取れたデザインで、視覚的にも操作感覚的にも楽しみやすい設計が特徴です。
CRAハネ海物語SKBS
型式名 | CRAハネ海物語SKBS |
大当たり確率(低) | 1/149.9 |
大当たり確率(高) | 1/149.9 |
賞球数 | 3&3&5&10 |
カウント | 8 |
ラウンド | 5or15or16(実質4or5or15R) |
確変割合 | なし |
確変タイプ | 羽根物 |
時短 | 大当たり終了後0or100回 |
遊タイム | なし |
専用枠 | なし |
導入日 | 2010年07月 |
図柄
海物語シリーズのおなじみの図柄が登場します。
図柄番号 | 名前 |
---|---|
1 | タコ |
2 | ハリセンボン |
3 | カメ |
4 | サメ |
5 | エビ |
6 | アンコウ |
7 | ジュゴン |
8 | エンゼルフィッシュ |
9 | カニ |
4(緑色) | 裏サメ |
演出
予告アクション
潜水艇探索予告
『潜水艇探索予告』は、ハネ海物語で初めて搭載された予告アクションです。この演出は筐体のランプを活用した役物系演出で、赤色のドットが表示されるディスプレイを中心に展開されます。入賞時に「大当たり」や「はずれ」のどちらを引いても、その後の演出として抽選される可能性があります。ディスプレイに表示されるドットの数が重要です。表示されるドットの数が多ければ多いほど、直撃大当たりの期待度が高まります。また、潜水艇探索予告後に液晶画面に魚群が出現すれば、期待度は非常に高くなります。さらに、小泡が出現した場合には、3段階のステップアップ予告に発展し、さらなる大当たりの期待が持てます。
3段階ステップアップ予告
『3段階ステップアップ予告』は、大海物語シリーズでおなじみのステップアップ予告を、ハネ海物語用にカスタマイズした演出です。入賞時に「はずれ」または「大当たり」のどちらかが抽選された後に、ステップアップ形式で演出が進行し、期待感を高めます。
チャンス目予告
『チャンス目予告』は、予告アクションです。この演出は、大海物語スペシャルの「泡前兆予告」と同様の内容を持っていますが、ハネ海物語では時短専用演出として扱われています。入賞時に「はずれ」や「大当たり」のどちらを引いても、その後の演出として抽選されることがあります。このチャンス目が1回発生し、その後リーチに発展すれば羽根がロングオープンとなり、さらなる大当たりのチャンスが高まります。もし2回連続でチャンス目が発生すれば、液晶リーチへ発展し、直撃当たりの可能性が高まります。
リーチアクション
珊瑚礁リーチ
『珊瑚礁リーチ』は、初代ギンギラパラダイスから搭載され続けている海物語シリーズのリーチアクションです。このリーチは、ハネ海物語でも採用されており、リーチが発生するとシングルラインの背景に珊瑚礁が出現します。珊瑚礁の前で図柄が揃えば、大当たりが確定します。
『マッスル珊瑚礁リーチ』では、リーチ中にサムが登場することで「時短付き大当たり」が確定するプレミアム演出となります。このプレミアム演出が発生すれば、通常の大当たりよりも大きな期待を持つことができます。
マッスル珊瑚礁リーチ
『マッスル珊瑚礁リーチ』は、プレミアムリーチアクションで、元祖海物語で初めて搭載された演出です。このリーチは「マッスルリーチ」とも呼ばれ、サムが登場することで確変図柄での大当たりが確定する特別な演出となっています。通常の珊瑚礁リーチから発展し、サムが珊瑚礁を持ち上げます。
潜水艇リーチ
『潜水艇リーチ』は、ハネ海物語で初めて搭載されたリーチアクションです。液晶画面に魚群が出現した後、潜水艇のスコープが表示されることがあります。スコープの中央にテンパイ図柄が停止すれば、大当たりが確定します。
リーチ中にサムが登場すれば、確変図柄での大当たりが確定する「サムリーチ」となります。
サムリーチ
『サムリーチ』は、プレミアムリーチアクションです。他の海物語シリーズに比べ、ハネ海物語では演出数が少ないため、『サムリーチ』は非常に注目されるリーチとなっています。入賞時の大当たり抽選で「時短付大当たり」を引いた際に、低確率で発生します。潜水艇リーチ中にサムが登場してポージングを行います。
マリンちゃんリーチ
『マリンちゃんリーチ』は、海物語シリーズのヒロインであるマリンちゃんが登場する伝統的な演出です。このリーチは、1995年の初代ギンギラパラダイスで初めて搭載され、シリーズを代表するリーチのひとつとなっています。液晶画面の左右からダブルリーチラインが発生し、画面中央にテンパイ図柄が停止すれば大当たりが確定します。マリンちゃんが指差しで図柄を応援するのも特徴です。
通常図柄が揃った際に、少しの間を空けてから中段のテンパイ図柄が再始動し、確変図柄での大当たりになる場合があります。この再始動が発生すると、大当たりの期待感が一気に高まります。
大当たりアクション
クジランプフラッシュ
『クジランプフラッシュ』は、ハネ海物語で初めて搭載された大当たりアクションです。この演出は、筐体の中央上部にあるクジランプ役物が稼働する一発告知系の演出で、大当たりが近づく瞬間に発生します。クジランプが発光し回転することで、プレイヤーに大当たりを知らせます。
クジランプフラッシュは、様々なタイミングで発生することがあります。特に、変動スタート時やV入賞時、スーパーリーチ中、大当たりラウンド中に発生する可能性があり、発生した時点で時短付き大当たりが確定します。これにより、一気に期待度が高まります。
- 変動スタート時
- V入賞時
- スーパーリーチ中
- 大当たりラウンド中
大当たり演出
図柄揃い後、大当たりラウンドに突入します。
いつものラウンド
1連から4連までは、海物語シリーズではおなじみのCGのマリンちゃんや図柄が登場するラウンドです。また、サムリーチで大当たりしたり、ラウンドのオープニングでサムが登場して“SPECIAL LUCKY”と表示されると「15ラウンド or 16ラウンド大当たり」となるプレミアムラウンド。本機では、大当たりラウンド中のサムのアクションが豊富になりました。
プレミアムラウンド
5連以上すると、4代目ミスマリンが登場するプレミアムラウンドになります。
クジランプチャンス
『クジランプチャンス』は、ハネ海物語の大当たりラウンド中に発生する昇格演出で、役物であるクジランプを活用した演出です。時短付き大当たりへの昇格を期待させる特別な瞬間を演出します。
エンディング
本機のスペックは時短のみで確変はありません。海物語シリーズではおなじみのマリンちゃんが夕陽をバックに手を振るシーンやミスマリンがエンディングです。内容は、連チャン数によって変わります。
キャラクター
ハネ海物語に登場するキャラクターは、マリンとサムです。海物語シリーズのマスコットキャラクターであるクジラッキーは役物として登場します。
マリン
ハネ海物語に登場するマリンちゃんのコスチュームは「オレンジ色のビキニ」のみです。昨今の海物語シリーズは複数モード常設となり、モード毎にマリンちゃんなどのキャラクターのコスチュームがあります。これらと比較すると物足りなさを感じます。
サム
本機に登場するサムのコスチュームはお馴染みの「紫色のビキニパンツ」のみです。三洋物産は、ハネ海物語のテレビCFを実施しました。映像には、白い羽をつけたサムやマリンちゃんが登場しますが、それはあくまでもCM用に作ったCGです。
クジラッキー
クジラッキーは海物語シリーズのマスコットキャラクターです。クジランプ役物として登場します。一発告知演出で発動します。
アプリ
CRAハネ海物語のスマートフォンアプリやコンシューマゲームなどデジタルコンテンツについてまとめました。
評価
『CRAハネ海物語』は、海物語シリーズ初の羽根モノタイプとして2010年に登場しました。従来のデジタル抽選と役物を組み合わせたゲーム性が特徴で、プレイヤーからはそのシンプルながらも奥深い遊び方が好評です。
全体的な評価では、約70%がポジティブな意見を占めており、多くのプレイヤーは役物と直撃大当たりのバランスの良さを評価しています。ポジティブな評価としては、「初心者でも理解しやすいゲーム性」「時短付き大当たりの高い発生率」などが挙げられます。特に時短突入率が約50%と、他の羽根モノ機種に比べて連チャンしやすい点が支持を集めています。一方で、30%のネガティブな意見は、やや単調になりがちなリーチ演出や、15ラウンド大当たりの発生率が低い点に集中しています。ネガティブな評価をするプレイヤーの多くは、リーチ演出のバリエーションを増やすことや、大当たり時の出玉数の向上を期待しています。これらの改善があれば、より多くのプレイヤーに楽しんでもらえるとの声が多く見受けられます。
この機種は、シンプルなゲーム性と適度なリーチ演出を楽しみたい方、また短時間で大きな勝負をしたいプレイヤーに特におすすめです。直撃大当たりと役物大当たりの両方を搭載しているため、様々な遊び方を体験できる点も魅力です。
分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。