『パチスロクジラッキー』は、人気キャラクター「クジラッキー」を主役に据えたATタイプのパチスロ機です。液晶を搭載せず、ドット表示やパトランプによる演出が中心となっており、シンプルで直感的なゲーム性が魅力です。通常時は、一定ゲーム数ごとに訪れる自力チャンスゾーンやチャンス役からの直撃など、複数の契機でAT突入を目指します。AT「ノリノリラッシュ」は1セット55ゲームで構成され、継続のカギを握るのはパトランプの点灯です。初当たり時には高継続モードへの移行も期待でき、連チャン性の高さが魅力です。さらに、プレミアムフラグであるスーパーノリノリボーナスでは大量のセット上乗せも可能で、大量出玉への期待感が高まります。シンプルながらも中毒性のあるゲーム性が特徴の機種です。
アプリ
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評価
この機種に対する総合的な評価はちょうど半々に分かれており、ポジティブな評価が約50%、ネガティブな評価も約50%という、意見が割れるタイプの機種です。
ポジティブな評価の最大の理由は、何といってもAT「ノリノリラッシュ」の出玉性能です。1セット55ゲームで構成され、1ゲームあたりの純増は約2.8枚と非常に高く、短時間でまとまった出玉が得られる仕様です。また、AT初当たりの約半数で突入する「ノリノリループモード」では、平均5セットの継続が期待でき、うまく波に乗れば一気に大量出玉に繋がるという爆発力が魅力です。ゲーム性も非常にシンプルで、レバーオンでパトランプが光ればAT当選という分かりやすい構造は、初心者でも直感的に楽しめる仕様となっています。平均139ゲームほどで訪れる「パトチャレンジ」という周期タイプの自力チャンスゾーンも、ゲームのリズムを作りやすく、一定の緊張感と期待感をプレイヤーに提供してくれます。
一方で、ネガティブな評価の要因としては、通常時の演出が非常に単調である点が挙げられます。レバーON→ハズレの繰り返しが続きやすく、特に演出の盛り上がりや前兆感が薄いことから、AT当選までが長く感じられるという声が多く聞かれます。この「通常時の退屈さ」が、プレイヤーを選ぶ大きな要素となっていました。さらに、設定による性能差がかなり大きいことも課題の一つです。設定1のAT初当たり確率は約1/314に対し、設定6では約1/207と、低設定では当たりの重さが顕著に表れます。このため、低設定濃厚な場面では、純増の高さを活かす前に投資がかさみ、リターンに乏しい展開になりやすい傾向があります。
改善点として求められていたのは、通常時の演出バリエーションの拡充です。シンプルさを保ちつつも、前兆の強弱をもう少し明確にしたり、レア役成立時のチャンスアップ演出を加えることで、通常時にもメリハリを持たせられる可能性があります。また、設定差をもう少し緩やかにして、低設定でもある程度の遊びやすさを維持することも検討の余地がありました。
『パチスロクジラッキー』は、何よりもシンプルなゲーム性と一撃性を重視するプレイヤーにおすすめの機種です。派手すぎる演出や複雑なシステムを好まない方、直感的に楽しめる台を探している方にはピッタリです。特に、ATに突入したときの爽快感とスピード感は、他の機種では味わえない快感を提供してくれます。ただし、通常時の単調さや設定の影響力の強さを理解したうえでプレイすることで、より納得のいく遊技体験につながるでしょう。
