海物語シリーズは、遊技機としてはもちろん、その楽曲や演出における“聴覚体験”もファンの記憶に強く残る要素です。様々な機種で使われるプレミアムソングは、大当たり演出やラウンド演出などで流れることで、遊技機としての期待感や興奮を高めます。そうした楽曲をまとめてリリースするコンピレーションアルバムは、「海物語」というブランド全体のサウンドを再び聴かせてくれる役割を果たします。『SEA STORY COMPILATION ALBUM 5』は、海物語シリーズの中で2015年から2017年ごろに稼働していた人気機種のプレミアムソングを集めた第5作目のコンピレーションであり、ファンにとって“旬の海物語サウンド”を幅広くカバーしている作品です。
アルバム概要
『SEA STORY COMPILATION ALBUM 5』は、SANYO MUSICからリリースされたコンピレーションアルバムで、2017年7月25日に発売されました。全13曲を収録し、総再生時間は約46分18秒と比較的ボリュームがあります。デジタル配信でも利用可能で、レコチョクでは13曲/46分18秒表記でダウンロードできます。ジャンル的には海物語の“プレミアムラウンド楽曲”や演出楽曲が中心となっていて、リスナーは遊技機で聴いたシーンを思い返すことができる作りです。価格としては、デジタル版・アルバムで約1500円台後半から2000円ちょっと、CD版は流通店舗やオフィシャルストア等で購入可能、定価税抜き・税込みによってやや差があります。また、本作は“プレミアムソング”を“現役稼働機種から”選んで収録している点で、アルバム発表時点での最新ラインナップを反映しており、海物語ファンにとって“現場の音楽”を持ち帰るような価値があります。
収録曲
アルバムには13曲が含まれており、それぞれ歌手やバージョンが異なり、演出や機種によって聴きどころが変わります。この中には、7代目ミスマリンが歌う楽曲が多く含まれています。
曲順 | 楽曲 | 歌手 |
---|---|---|
1 | 海物語 Go!Go!SEA STORY ご当地版 | 海物語オールスターズ |
2 | Summertime Magic | マリン with 7代目ミスマリン |
3 | あっぱれジャパン | マリン |
4 | ミスマdeワッショイ | マリン with 7代目ミスマリン |
5 | アカキイロスミレイロ | マリン&ワリン&ウリン |
6 | めんそーれおきうみ! | マリン |
7 | 常夏!夏常!テンションハイサイ!! | マリン&ワリン&ウリン+サム |
8 | 海物語体操 沖縄編 | マリン with 7代目ミスマリン |
9 | 沖夏アイランド | 7代目ミスマリン |
10 | Happy Funky Party | 7代目ミスマリン |
11 | ふたりの海物語 | ワリン |
12 | 桜盛り | マリン with 7代目ミスマリン |
13 | 桜色テレパシー | 7代目ミスマリン |













ファンにとっての楽しみ方
このアルバムは、海物語シリーズのファンにとって遊技ホールで聴いた音楽を家庭に持ち帰る機会になります。遊技機での演出を見ながら聴いたあの瞬間を、自宅や移動中に再現できる点が最大の魅力です。収録曲が13曲と多いため、プレミアムソングだけでなく季節演出やご当地バージョン、春夏の曲など幅広い彩りを楽しめます。キャラクターごとの歌唱の違いもポイントで、マリン、ワリン、ウリン、7代目ミスマリンの歌声を聴き比べることができます。アルバムを通して“海物語の歌姫たちの共演”を感じられるのも本作ならではです。
ブックレット付属
全曲の歌詞がブックレットに書かれています。

購入・試聴
『SEA STORY COMPILATION ALBUM 5』は、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなどのストリーミングサービスで聴くことができます。デジタルダウンロードならレコチョクやmora、iTunes Storeでの購入が可能です。CD版はオフィシャルストアやAmazonで流通しており、当時の定価は税込2200円前後でした。ブックレットには歌詞や歌唱キャラクターの解説なども掲載されており、ファンにとってコレクション性の高いアイテムです。
まとめ
『SEA STORY COMPILATION ALBUM 5』は、2010年代中盤の海物語を象徴するプレミアムソングを幅広く収録したコンピレーションアルバムです。13曲収録で内容も豊富、ノリの良い楽曲からしっとり系まで変化に富み、聴いていて飽きることがありません。プレミアム演出の感動を再現できる一方、歌唱キャラクターの違いを楽しむこともでき、シリーズファンには必聴の1枚といえます。海物語の音楽アーカイブを追ううえで、本作は重要な基準点となり、今後のシリーズの比較対象としても存在感を発揮するでしょう。