『海物語』シリーズはパチンコ/パチスロの中でも非常に人気の高いシリーズであり、演出・ビジュアル・音楽の三拍子そろった機種が多数登場しています。中でも『CRスーパー海物語IN地中海』は2009年に導入された機種で、地中海がテーマというリゾート感あふれる世界観と、シリーズキャラクターのマリン・サム・ワリンなどの登場により、多くのプレイヤーから支持を受けました。遊技機としての演出だけでなく、楽曲においても複数のオリジナル曲およびリミックスが採用されており、その楽曲群を収録したアルバムとして制作されたのが『スーパー海物語IN地中海プレミアムサウンドトラック』です。遊技体験を思い出として持ち帰る手段として、また海物語シリーズの音楽的アーカイブの一部として、ファンにとって価値ある作品になっています。
アルバム概要
『スーパー海物語IN地中海プレミアムサウンドトラック』は、SANYO MUSICからリリースされた音源集で、2009年6月8日に発売されています。配信アルバム(EP)の形式で、国内のダウンロードサイトやサブスクリプションサービスで提供されています。収録曲は全6曲、総再生時間はおよそ14分です。ジャンルはサウンドトラックあるいはゲーム/遊技機音楽という扱いが一般的で、『CRスーパー海物語IN地中海』の演出音楽やオリジナル楽曲、リミックス曲をまとめたものです。アルバムのフォーマットはデジタル配信が中心で、CDなどの物理媒体が基本的に確認されていないため、オンラインで入手する形になります。
収録曲の紹介
アルバムには以下の6曲が収録されています。『CRスーパー海物語IN地中海』機種内では、本アルバムに収録されたオリジナル楽曲が大当たりラウンド中に流れます。
曲順 | タイトル |
---|---|
1 | 『シュガ・シュガ・マリン・クルージング』 |
2 | 『LET ME SHINE』 |
3 | 『情熱のエル・アモール』 |
4 | 『海物語のテーマ トランスリミックス』 |
5 | 『海物語のテーマ ギターロックリミックス』 |
6 | 『海物語のテーマ 地中海リミックス』 |



ファンにとっての楽しみ方
音楽アルバムとして、この作品は機種体験をいつでも思い返せる記録としての価値があります。初めて『CRスーパー海物語IN地中海』をプレイしたときのワクワク感や画面演出、海と地中海を意識したビジュアルとの一体感を、音だけでも追体験できるものです。リミックス曲が複数収録されていることで、原曲では感じられなかったアレンジや雰囲気の違いを楽しむことができ、楽曲の力や演出の構造をより深く味わえます。遊技機ファン、海物語シリーズファン、またゲーム音楽やサウンドトラックコレクターにとっては、オリジナル曲+リミックスのバリエーションが揃っている点でコレクション性も高い作品です。さらに、サブスクやダウンロード配信で手軽にアクセスできることから、ホールでの体験を日常生活に持ち込む手段としても役立ちます。また、音楽単体として聴くことで、遊びの演出や画面表示では注目しにくいサウンドデザインやアレンジの細かい部分にも意識が向くようになります。
購入・試聴
『スーパー海物語IN地中海プレミアムサウンドトラック』はApple Music、Spotifyなどのサブスクリプションサービスで配信されており、EP形式で購入できるストアもあります。国内ではレコチョクでダウンロード購入が可能で、試聴機能も備わっています。またmusic.jpやMusic-Bookなどでも取り扱いがあります。価格は約911円というデジタルアルバムとして標準的な設定になっており、1曲ごとの購入価格もストアによって異なりますが、おおむね150円前後という設定が多いです。楽曲の試聴も主要配信ストアで可能であり、購入前に音質や雰囲気を確認できる点も利便性があります。
まとめ
『スーパー海物語IN地中海プレミアムサウンドトラック』は、海物語シリーズの中でも「地中海」というテーマを取り入れ、リゾート感と演出の多様性を音楽で表現した記録的作品です。オリジナル楽曲3曲によって遊技中の演出を彩り、リミックス3曲によって原曲の魅力を別の角度から楽しむことができます。演出と音楽が融合する海物語の強みがこのアルバムにはよく現れており、単に耳で楽しむだけでなく、機種の体験や思い出、ブランドとしてのアイデンティティを確認できる一枚です。ファンにとって思い出補完の役割を果たすとともに、音楽作品としてもアレンジやサウンドデザインの面で聞き応えがあります。遊技機のアルバムというジャンルの中ではバランスが良く、アクセスもしやすいので、多くの海物語ファンやゲーミュージック好きにおすすめできる作品です。今後もし海物語シリーズでリミックスアルバムや演出音楽集が出るなら、本作のようなテーマ性とバリエーションのある構成を希望したいと思える出来です。