今回は、『大海物語2オフィシャルガイドブック』を紹介します。2012年、大海物語2がパチンコホール導入時、無料配布されたものです。
オフィシャルガイドブックとは
主に、スペックと主要な演出を掲載しています。大海物語2は、通常の3ステージとそれぞれのエクストラステージの計6ステージがあります。そのため通常のオフィシャルガイドブックよりもボリュームのある内容となっています。当時、エクストラステージを選択するためには、ボタン長押しが必要でした。コンシューマゲームさながらのインターフェイスのため、エクストラステージのプレー率は低かった印象があります。
内容解説
表紙には、マリンちゃんのイラストを使用しています。コスチュームは、アトランティスステージのものですが、大海物語シリーズのマリンちゃんと言えばこのハイビスカスビキニです。
タッチセンサーは、大海物語2で初めて搭載となった仕様です。仕組みや遊び方を紹介しています。オフィシャルガイドブックでは、最初に機種の大当たり確率などのスペックを掲載することが大半ですが、大海2のオフィシャルガイドブックではスペックの記載がありません。
ステージの構成と今作で初搭載のエクストラステージの選び方を紹介しています。冒頭でも書きましたが、長押しでエクストラステージを選択するというのがわかりづらく、多くのプレーヤーの選択頻度は低いようでした。
ラグーンステージの紹介です。今あらためてみると、エクストラステージが通常ステージから一発告知を取り除いただけという仕様はインパクトがありません。
アトランティスステージの紹介です。エクストラステージは、パールフラッシュの発生率が高いという特徴があります。他のステージのエクストラと比べると、唯一、選択の価値があったかもしれません。
トレジャーステージの紹介です。従来のステップアップ演出にタッチセンターのアクションを加えています。クラゲまでステップすると、タッチアクションが発生します。プレーヤーが画面に手をかざすことで、ゲームに参加しているような体験ができます。
共通の予告演出を紹介しています。「空動き告知」が初搭載となっていますが、海物語シリーズでは2009年の「スーパー海物語IN沖縄2」がはじめてです。
全ステージ共通のリーチ演出とチャンスアップパターンを紹介しています。今作のタッチセンサーを活用した激アツもあります。
大海チャンスと大当たりラウンド中の昇格演出を掲載しています。昇格演出にもタッチセンサーを活用しています。
今作は大当たりラウンドの演出に力を入れています。すごろくのようなマップを移動して、プレミアムソングを開放したり、特殊条件を満たさないと移動できない場所があったりととても作り込んでいます。
大海物語2は、タッチセンサー演出を語る上では重要なタイトルです。現在の海物語シリーズに継承されている演出の一部は、今作から派生したものと考えても良いでしょう。
