『海物語in沖縄 ウキウキバケーション』は、2014年に登場したプッシャー型のメダルゲームです。『スーパー海物語IN沖縄3』の世界観に、メダルを押し出す遊びとジャックポット抽選を組み合わせています。マリンちゃんやおなじみの海の仲間たちに加え、筐体にはハイビスカス役物も搭載。海物語ファンに親しみやすい本機の特徴と、当時の遊び方を振り返ります。
沖海3からメダルの海へ
本機を発売したのは、当時のバンダイナムコゲームスです。ゲームセンター向けの海物語には『海物語ラッキーマリンシアター』などがあり、本機は沖縄をテーマにしたアップテンポなゲーム性を特徴としています。
土台となったのは、パチンコの『スーパー海物語IN沖縄3』。海中を泳ぐマリンちゃん、色鮮やかな魚たち、南国らしい装飾が、メダルゲームの大きな筐体に広がります。沖海シリーズが好きな人なら、タイトルだけでなく見た目からもつながりを感じられる一台です。
筐体を彩る沖縄の世界

筐体の上部には、太陽やヤシの木、ハイビスカスをあしらったタイトル看板があります。中央にはシーサーの装飾と、金色の大きな円形パーツを配置。青い海を思わせる色使いに、黄色やピンクが加わり、南国のにぎやかな雰囲気を演出しています。

プレイヤーの前にあるのは、縦長の液晶画面です。上側にマリンちゃんの姿、下側に魚たちの図柄が並ぶ画面構成は、キャラクターの動きと抽選の行方を一緒に楽しめるのが魅力。液晶の下にはメダルが積み重なるフィールドがあり、映像の海とメダルの海が上下につながります。
液晶のすぐ下で存在感を放つのが、立体的なハイビスカス役物です。画面内の映像に加え、実物の花の形をした役物が光ることで、沖海らしい華やかさを筐体全体で表現しています。
メダルと図柄抽選の仕組み
プッシャー型とは、前後に動く台でフィールド上のメダルを押し出す形式です。投入したメダルで手前のメダルを押し、獲得口へ落とすことが基本になります。本機では、このメダル落としと液晶の図柄抽選が連動します。
- メダルを投入し、フィールド上のメダルやボールを手前へ動かします。
- メダルがチャッカーと呼ばれる入賞口に入ると、図柄抽選が進みます。
- 図柄がそろうとメダルが払い出され、さらにフィールドを押し進めます。
- ボールを落として、ジャックポットにつながる抽選を目指します。
海物語ファンにはおなじみの、図柄がそろうまでのリーチや確変も楽しめます。画面の抽選を見守りながら、メダルの重なりやボールの位置にも目を向けるのが、メダルゲームならではの遊びです。
なお、画面上の払い出し枚数と、手元で受け取る枚数は同じとは限りません。フィールドへ払い出されたメダルには台上に残る分もあり、獲得口へ落ちたメダルを受け取る仕組みです。
レッツシーサーとJP
通常の図柄抽選とは別に、大量のメダル払い出しを狙うジャックポット、略してJPがあります。その入口となるのが、ボールを3個落とすことで挑戦する「レッツシーサー」です。
レッツシーサーでは、制限時間内にすべての的を倒すことを目指します。成功するとJPステップが進み、2つ集めると「ジャックポットチャレンジ」へ。ボールを集める段階から、的を倒す抽選、JPへの挑戦へと、楽しみがつながっていきます。
図柄がそろう瞬間を待つ楽しさに、筐体内で進む抽選を見守る面白さが加わるのが本機の特徴です。中央の画面に表示される「ハイビスカスJP」という名称にも、沖縄をテーマにした機種らしさが表れています。
パチンコとの違い
パチンコの海物語に慣れていても、本機ではメダルとボールの動きが新たな見どころになります。液晶で当たりを楽しむだけでなく、払い出されたメダルが積み重なり、ボールが少しずつ手前へ進む様子もゲームの一部です。
沖海3を題材としていますが、パチンコの大当たり確率や出玉、演出の期待度を、そのまま本機へ当てはめることはできません。海物語らしいキャラクターや演出を入り口に、メダルゲーム独自の仕組みを楽しむ作品として捉えると、特徴が分かりやすくなります。
現在の稼働・回収について
本機は2021年にメンテナンスサービスを終了しました。さらに、稼働中の筐体で発火事象が起きたことを受け、2026年1月にはバンダイナムコエクスペリエンスが稼働停止と店舗からの撤去、回収を要請しています。
対象は市場に設置された本機の全数で、告知に記載された回収期間は2026年3月31日までです。過去の設置店一覧に名前が残っていても、現在の稼働を保証するものではありません。

